Murasaki Shikibu 平安時代中期に紫式部によって創作された最古の長編小説を、与謝野晶子が生き生きと大胆に現代語に訳した決定版。全54帖の第45帖「橋姫」。宇治に桐壺帝の皇子・八の宮が世間から忘れられて住んでいた。妻と死別し俗聖のように生活する宮を薫は慕い、宇治に通うようになる。3年経ったある日、宮の二人の娘・大君と中の君を垣間見た薫はその優雅さに心奪われた。宇治には亡き柏木の乳母・弁の君がいて、薫は自分が源氏の子ではなく柏木の子であることを知らされる。
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