Murasaki Shikibu 平安時代中期に紫式部によって創作された最古の長編小説を、与謝野晶子が生き生きと大胆に現代語に訳した決定版。全54帖の第36帖「柏木」。柏木は生きる気力がなく一向に快復しない。女三の宮は不義の子・薫を産んだ恐ろしさに出家を望み、父の手で髪を下ろしてしまう。それを聞いた柏木は夕霧に事実を仄めかし、源氏にいつか謝ってくれと伝えて亡くなった。夕霧は柏木の未亡人・落葉の宮を慰めるうちに心惹かれるようになる。平安時代中期に紫式部によって創作された最古の長編古典小説を、与謝野晶子が生き生きと大胆に現代語に訳した決定版。
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38 Pages