Murasaki Shikibu 平安時代中期に紫式部によって創作された最古の長編小説を、与謝野晶子が生き生きと大胆に現代語に訳した決定版。全54帖の第13帖「明石」。三月巳の日から始まった暴風雨は全く収まる気配がない。源氏の夢に亡き帝が現れ、早く須磨を去れと告げる。明石の入道も夢でお告げがあったと船で迎えに来た。源氏は明石へ居を移す決心をする。入道の娘・明石の君は気品溢れる女性で、ほどなく源氏と結ばれ子を宿す。しかし源氏は赦免され、悲しみにくれる入道一家を残して京へ戻るのだった。
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